マージダ・エル・ルーミー 「カリマート(言葉)」

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歌:マージダ・エル・ルーミー
歌詞:ニザール・カッバーニー
作曲・編曲:イフサーン・ムンジル

 


一緒に踊る時、彼はわたしに耳を傾ける
言葉は言葉のようでない
一緒に踊る時、彼はわたしに耳を傾ける
言葉は言葉のようでない
わたしの腕の下に手を差し入れて持ち上げ
彼は私を雲の上に植え付ける
一緒に踊る時、彼はわたしに耳を傾ける
言葉は言葉のようでない
わたしの腕の下に手を差し入れて持ち上げ
彼は私を雲の上に植え付ける

わたしの目の中の黒い雨が
ザアザアと降り注ぐ
わたしの目の中の黒い雨が
ザアザアと降り注ぐ
彼はわたしを連れて行く連れて行く
バルコニーでの薔薇色の夕べへと
バルコニーでの薔薇色の夕べへと
ああ、ああ

わたしは子供のように彼の手の中で
そよ風に運ばれる羽根のよう
わたし、わたし、わたし、わたしは彼の手の中で
そよ風に運ばれる羽根のよう
ああ、ああ、彼の手
そよ風に運ばれる羽根のよう

彼は太陽をくれる、彼は夏をくれる
彼は太陽をくれる、彼は夏をくれる
そしてツバメの群れを

彼はわたしが美術品だと言ってくれる
千の星々にも匹敵すると
彼はわたしが美術品だと言ってくれる
千の星々にも匹敵すると
わたしは宝物だと
今までに見たどんな絵画より美しいと
言葉、言葉、言葉、言葉

彼はわたしを酔わせるようなことを語る
ダンスホールもステップも忘れさせるようなことを
言葉がわたしの歴史をひっくり返す
言葉がわたしを、わたしを、わたしを
言葉がわたしを刹那の女にする

彼はわたしに幻想の城を建てる
彼はわたしに幻想の城を建てる
わたしはそこには住まない
わたしはそこには住まない
わたしはそこには住まない
わずかな瞬間をのぞいては
わたしは帰る自分のテーブルに帰る
わたしは帰る自分のテーブルに帰る
わたしは帰る自分のテーブルに帰る
わたしのもとには何もない
わたしのもとには何もない
言葉をのぞいては

言葉は言葉のようでない
わたしのもとには何もない
言葉をのぞいては